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森安将棋は

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月15日(火)05時31分12秒
  味わい深い。
袖飛車の勉強のため並べましたが、それ以外の将棋も観戦していて面白い将棋が満載です(笑)。
いつか特集を組もうかと思うほどです。
多分、亡くなり方が良くなかったためだと勘繰りますが、「名局集」もなかなか刊行されません。残念なことです。
 

そうなんですよ。

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月15日(火)05時27分29秒
  管理人さん、ご返事ありがとうございました。
袖飛車は一種のブラフだと解釈しています。決め球ではないと思っています。
居飛車の玉頭周辺の駒組を乱して作戦勝ちを目論むのが真の狙い。
森安九段の敗局はミスもあったと思いますが、受けの力を過信したんですかね。
ということで、左金は囮。(振り飛車側から見て)左辺を破られるのに時間が掛かって欲しい。
その間に玉頭から「縦攻め」です。一本居飛車陣の右辺にも「刺して」おきたいところです(右に逃げられると捕まらないので)。
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 6月14日(月)07時06分43秒
編集済
  森安 vs 森信雄戦見ました。
途中までは袖飛車側も指せている将棋でしたね。
結果から振り返って見ると、飛車交換後、左金と角が働いていないので
飛車交換する前に自陣に手を入れる渋い手が必要だったのかもしれないですね。

>角は△3一に引き、△6四への覗きから捌いていく感じです。この際金は△3三で棒銀をブロック、左銀は△5二に引いて使う。
盤面の左部分を崩されながら攻め合えるほうが、左の金が活用できるかもしれないですね。
(私も勝てないときは左の角金銀が遊んでしまう場合が多いです。)
左側が崩れる展開を見越して指すようにするので判断が難しいけれど
実践で指しこなせたらかっこいいですね。^^
 

袖飛車研究9 森安の勝局

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月13日(日)17時04分24秒
  1982年、棋聖戦、対淡路九段(当時は何段だったか?(久保)師匠の師匠です)。
当時の持ち時間は判りませんが、前回紹介の全日プロといい、棋聖戦といい持ち時間の短い将棋(多分)で採用しているのは興味深い。
淡路九段は何でも指せますが、基本居飛車党。古いエピソードで恐縮ですが、アマ時代に大野九段に飛落ちで挑戦し、飛を振って勝ったのですが、その指し回しをボロクソにこき下ろされた記事(大野先生は口が悪いことで有名)が当時の将棋世界に載っていました。慎重で(良く言えば負けない将棋)不倒流の片鱗が窺える将棋でした。(>_<)ちょっと森下卓ぽかったかな。

さて、本局は▲5七銀左+袖飛車急戦。袖飛車返しということなんでしょうか?(どっちが?笑)勝因は左の金銀を囲い(木村美濃)に連結できたこと。居飛車は飛は成り込めましたが、何となく攻めが空を切った感じで。逆に幽霊角から馬を作られ、と金で金銀を剥がされる展開になり、最後は玉が端に逃げ込んだものの、二枚飛車の追い上げも届かず、即詰みに仕留められました。やはり▲7七歩と謝るのは痛いのかな。角がお荷物どころか大将の逃げ道を塞いでいましたからね。是非棋譜をご覧下さい。
 

袖飛車研究8 森安秀光はどう指したか

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月12日(土)17時18分36秒
  大師匠以外はこの人くらいかなあと検索していたら棋譜が出てきました。(^_^)
1991年、全日本プロトーナメント、森安後手で、対森信雄戦です。
森七段は名伯楽として有名です。故村山聖九段や山崎八段をはじめ、糸谷八段他多くの個性的な棋士を育ててきました(将棋世界も特集組んでいます)。私の微かな記憶では居飛車・振り飛車どちらも指されていたと思います。本局は対森安戦ということで棒銀を採用しています。

居飛車が棒銀+袖飛車から3筋突破を狙いますが、▲3五歩と突かれた瞬間に△7二飛と回るのが常套手段。△6二金と上がって中央をカバーしたのが第一の工夫。次いで▲3五銀と出てきているところに△3四歩と打ち敵飛を引っ張り込みます。一見無謀に見えますが、十字飛車の敢行が狙いでした。上手く△2五飛と歩を喰いながら転換しましたが、ここで飛交換に応じたのがどうだったか。玉形の差で振り飛車が面白くないように感じました(私なら▲2六歩を打たせたことに満足し、△7五飛と戻るでしょう)。この後、飛の打ち合いから終盤戦に突入しますが、振り飛車は角と左金が捌けず、敗局となりました。負けてはいますが、やれそうな気がしています。
ここは大野大先生を見習って三間飛車から転換するのはどうですかね。角は△3一に引き、△6四への覗きから捌いていく感じです。この際金は△3三で棒銀をブロック、左銀は△5二に引いて使う。
現時点では机上の空論なので、実戦で是非とも試してみたいですね。楽しみです。(^o^)
 

はい。

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月 8日(火)21時53分5秒
  少なくとも汎用性のある戦い方ではないようです。
何だか、調べれば調べるほど「キツい」戦法だなっていう感想が(苦笑)。これは大師匠以外の誰も指しこなせないと思います(強いて言えば、窪田七段か黒沢五段が指せるかも)。
もう一つの結論として、急戦に対しては玉頭銀等、もっと有効な戦法があるということです。現に玉頭銀は師匠をはじめ少なくない振り飛車党棋士が成功させています。(袖飛車は)一時的にせよ、玉が居飛車陣に比べて薄くなることが一番の問題ですね。テンテーの仰るように(間違えなければ)互角以上に戦えるのが対玉頭位取り。
話は変わりますが、将棋世界7月号を買いました(裏表紙は藤井猛)。付録は「耀竜四間飛車」でした。大橋六段、最近調子が悪いんですよね。この際、耀竜を極めて振り飛車党に戻ってくれないでしょうかね(苦笑)。袖飛車よりはやれそうな気がします。 (>_<)
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 6月 8日(火)06時21分3秒
  >大山命さん
「臨機応変」でしたか。やはり。。笑
メインとなる戦法、というよりは、局面を打開するための
作戦の1つとして持っておく手段という感じですかね。
袖飛車で1歩交換を狙って相手の形を乱したり・形を決めさせたりしてから
状況によっては他の筋に振りなおす指し方ですかね。
つまり、臨機応変ですね。笑
 

袖飛車研究7

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月 6日(日)08時11分29秒
  端角の覗き
59全局の中、出現した将棋は11局でした。意外に少ないですね。角道が通りにくくなっているので、活用を考えたら端に出るか、引き角の二択になりますよね。従って、時間を掛けずに、ということであれば1三(9七)角となります。
実際に盤面に現れた将棋に限りますが、勝敗も大師匠から見て4勝7敗。かなり苦戦しています。理由は色々あると思いますが、端角が5七(5三)をレーザービームで睨んでいること(4六(6四)の途中下車?も結構厄介)。これが結構受けにくい(「角道は止めにくい」の格言もありますね)。特別なことではないですが角の機動性を活かす意味でも妥当。袖飛車側からすると中央が薄いので、端攻めが間に合わないんですね。どこかで最低でも金か銀を5筋に置いておきたいのですが、飛の再転換(これが袖飛車の真の狙い)ができなくなる懸念が出てきますし、居飛車からの「8六(2四)歩の突き捨てからの8八(2二)歩」の攻めも気になります。これについて、大師匠は3筋(7筋)に飛を置いたまま戦う(つまり袖飛車のまま)将棋も試していますが、成否は微妙。居飛車の攻撃態勢との兼ね合いということでしょうか。
小さい結論としては、キーワードが「臨機応変」(笑)。将棋を「読まないで指す」(by羽生善治)大師匠の得意分野ですが、名人が苦戦している情況では他の誰もが真似しませんよね。(>_<)
 

袖飛車研究6

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月 5日(土)22時51分46秒
  今回は居飛車の対策を細かく見ていきましょう。
全59局(前回は58局とお伝えしましたが、誤りでした。済みません)の内訳ですが、私流に分類すると、

①3五(7五)に駒を効かせて歩交換を阻止 15例
②4一(6九)に玉を引く(1例だけ▲7九玉あり) 13例
②歩を打った後、金銀で保護 13例
④位の維持(玉頭位取りの場合) 8例
⑤特定の対策無し 5例
⑥歩を3三(7七)に謝る 4例
⑦その他(谷川浩司が▲3六飛の横効きでケアしている) 1例

この結果を観ると、歩交換されるデメリットをプロは重視していることが窺えます。私の周りでも「強い人は歩交換をさせてくれない」と口々に言います。私自身は棋力が低いので、そこまで緊迫した勝負を経験していません。(>_<) 因みに、(交換阻止のためには)殆どのケースで4四(6六)に銀を上がっていくのですが、4五(6五)歩を突かれると銀は3三(7七)に引かざるを得ません。私は角道が塞がるので良くないと思うのですが、通常の対抗形と違い、振り飛車側が横から攻める展開になりにくいので、角の活用を急がなくても良いようです(それよりも振り飛車の角頭を攻めるのが先決)。
玉を引いてしまう手段もありますが、サンプルは少ないものの、(居飛車側から見て)歩交換阻止よりも成績が悪いです。
どこかに歩を打って金銀で支えるやり方はアマでも考えますが、悪形になる心配もあり、例数も少なくなっています。但し、F九段はあまり気にしている素振りがありません?二上九段の振り飛車対策のぎこちなさは複数の証言?がありますが、それだけ終盤に自信を持っていることの裏返しでしょうか??
 

どうしたんだ?

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 6月 3日(木)17時33分42秒
  A級も始まりました。で、菅井君、糸谷戦でしたが、凡戦。(>_<)
「それでもプロか?」等々辛辣な言葉が投げかけられていましたが、私も棋譜を観て「これは菅井ではない」と思いました。振り飛車党はみんなあなたに期待しているのですよ。弟子なんか放っておいて、今は勝つことに集中して下さい。何が引っ掛かっているのかなあ?
 

そうなんですよね

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月31日(月)18時02分43秒
  大師匠以外成否はともかく、そもそも指している人を見たことがない(苦笑)。
テンテーはご高著の中で玉頭位取りに対する袖飛車についても触れていたから、あるのかも?(その程度です)
創始者である大野先生はその後指しているんですかね(まだ調べていませんが)。
でも大師匠の立場で、勝率五割そこそこでは、仰る通り割に合わないですよね。
そうなると、なぜ生涯で50局以上も指し続けたのか?謎です。もっと簡単に作戦勝ちできる指し方はいくらでもあるでしょうに。(>_<)
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 5月31日(月)06時44分53秒
  >大山命さん
1959-06-20 熊谷 vs. 大山戦
1959-05-18 大山 vs. 京須戦
見ました。
(こんな古い棋譜も見られるとは便利になりましたねえ。。)

熊谷 vs. 大山戦だと
97角の覗きで角が働きだしてからは袖飛車側は苦しい展開になっていますね。
77銀で玉の直射が止まったタイミングだと仕掛けるタイミングが遅いのでしょうかね。
なかなか繊細な指し方が要求されますね。

大山 vs. 京須戦だと
3筋の歩を交換してからじわりと相手玉頭に圧力を加えられる展開になっていますね。

薄々感じていましたが、やはりプロでも割の合わない戦法でしたか。。
でもこれを指しこなせたらかっこいいですね。
 

管理人さんへ

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月30日(日)09時03分21秒
  大山vs京須戦、熊谷vs大山戦、どちらも上がっていました。
成功局、失敗局、是非ご堪能下さい。
 

名人戦終局

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月30日(日)08時40分13秒
  名人の防衛でした。
1局目で逆転負けを食らったので「おっ?これは」と思いましたが、これで目が覚めたのかな(笑)。まだ斎藤八段との間には力の差がありますね。
来月6日からマシン戦ですか。「人間対人間」の戦いに持ち込めるかどうかがポイントになりそうです。「強いソフトと戦っている」と考えるとつらいので、「18歳の人間の弱点は?」とか「俺が18歳の時どんなことを考えていたか」を思い出すことができれば攻略のヒントになると思います。名人はそれができる人であると信じています。この辺でお灸をすえないと、マシンは将棋どころか人生ナめますね。このまま壁に当たらないと十六世名人のようになりますよ。歯抜けの元名人と同じ臭いがするのも気になります。私は何より「自分と将棋哲学を異にする」人を手放しで支持はできません。
 

藤森、振り飛車党に転向か

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月29日(土)07時24分16秒
  先刻、将棋放浪記を観ていたら、何と「袖飛車」やっていました。玉頭位取り対策の解説でした。左が安全なのを見越して玉頭からの反発、こうなれば解りやすいですね。居飛車の側からすると、玉頭位取りは組むのに手間暇がかかるので、こういう展開も覚悟しないと指せません。

さて、順位戦が開幕し、藤森五段も初戦に臨みました。先手南九段の左美濃に対し、中飛車穴熊です。ここで触れたことがあったかもですが、藤森五段は新人王戦でも軍曹相手に相穴熊戦を戦ったりしているので、(攻め好きだし)穴熊は指しなれていると思います。本局も「固めて、あとは攻めるだけ」の流れ通りでした。観戦していて感じたのは「桂の攻撃力」ですね。穴熊戦でも露骨な金銀取りが急所になりますよね。
快勝の哲っちゃん、北浜八段辺りを目標に昇級目指して頑張って下さい。振り飛車も「公式戦で」沢山指して下さいね(笑)。
 

残った!

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月28日(金)18時51分30秒
  竜王戦残決で島vs藤倉戦がありましたので、紹介します。
先だって、桐山九段について失礼なことを書いてしまった竜王戦ですが、藤倉五段も剣が峰。最近は昔取った杵柄(居飛車)の将棋が多かったですが、本局は堂々三間飛車+美濃で居飛穴に立ち向かいました。
島九段は振り飛車対策というとご本人の仰るように急戦は殆ど指さず、得意は居飛穴です。▲7八金型から松尾流、更に銀冠と囲いを立体的に発展させていきます。振り飛車は銀冠に組まず、△6一金を5二、そして4三に移動させる力強い駒捌き。弱点の桂頭を狙われても丁寧に応対し、穏便に?収めます。ここで業を煮やした居飛穴が▲7七桂とパンツを脱いだ手がやや無理筋だったか。藤倉玉は手に乗って△7二から△6二~△5二~△4一~△3二とゲルマン民族の大移動をやってのけます。居飛車の強攻は完全に空を切ってしまいました。やむなく入玉を目指すべく王さんは穴から這い出しますが、先に仕掛けた端攻めを逆用され、叶わず。振り飛車の抑え込みが成功した将棋でした。丁寧な指し回し、参考になりました。
これで藤倉五段、首の皮1枚繋がりました。私は「美濃囲い77の手筋」で大変お世話になっております。NHK杯でも永らく記録係を務めておられました。ゴールが見えているのは寂しいですが、是非とも有終の美を飾って頂きたい。
 

袖飛車研究5

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月27日(木)18時08分53秒
  先後、勝敗変わらず。内訳は先手勝ち11局、先手負け9局、後手勝ち20局、後手負け17局(後手千日手1局)となっていました。
それでは居飛車の何に対応した結果なのかというと、対急戦(棒銀、袖飛車、5七(5三)左急戦他)が41局、対持久戦(位取り)が17局となっていました。これは対急戦対策のエースと考えていたと判断して良いでしょう。勿論、早くに表明した玉頭位取りを潰す対策としても使われていますが。他人が殆ど指さない戦法で、自分だけが勝てれば最高ですが、先に示したように勝率は悪い(生涯勝率よりも1割以上低い)。
次に先後の間で採用回数に違いがあるか、ですが。先手番の採用が20局、後手番が38局となっているので、大師匠が特に後手番の対急戦対策に腐心していたことが窺えます。袖飛車は居飛車(船囲い)に対する「嫌がらせ」の面も多分に含んでいます(と私は思います)が、怯まず強く攻め合われると玉飛接近で居飛車よりも玉形が薄いことも多いので、「受けの大山」をしても勝敗は厳しい結果になるのです。実際、玉頭を7七(3三)に歩を打って謝るか、6九(4一)に玉をかわされて結構居飛車にやられているんですよね。大師匠は柔軟な思考回路の持ち主ですが、ここまで袖飛車に拘ってきた理由は何なのでしょうか。意地もあるのかなあ?
私が興味深いと思うのは、三間飛車からの袖飛車が1局も無いことです(ちなみに最も多いのが四間飛車で43局!2番目が中飛車で12局)。三間が一般に振り飛車の急戦対策として用いられていることから、「そこまでやらなくても」ということなのでしょうか?あるいは兄弟子の大野先生の真似をしたくないということなのでしょうか?これはもう少し棋譜を分析しないと(大師匠の)真意が見えてこないかもしれません。
 

袖飛車研究4

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月26日(水)21時35分7秒
  対局数他を調べました。
全58局、31勝26敗1千日手、勝率.544でした。やはり感触通り割に合わない結果です。
最も多く採用した相手は二上達也(7局)、2番目が中原誠と加藤一二三(各5局)でした。
まあ、これら3名は沢山当たっているので、当然の結果かな。しかし升田幸三には1局も指していません。大野源一にも(笑)。今後、内容を詳しく解析してみます。お楽しみに(笑)。
 

袖飛車研究3(後編)

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月26日(水)18時29分7秒
  大変失礼しました。
それでは後編スタート。熊谷九段(贈)はお名前を「みちひと」と読みます。本局が行われた年にA級昇進(29歳)。引退するまでA級に上がれない人が大多数ですから、将棋も強いと思われます。私は熊谷九段の将棋、対大山戦以外では過去1局しか並べていません(対升田戦)ので、九段の将棋の特長など語る資格はありませんが、とにかく本局の内容だけでも何とか(苦笑)。
先手熊谷、後手大山。大師匠の四間飛車に対し、九段が▲4七金と上がって(この時代の振り飛車対策としては珍しくありません)更に▲6六銀から▲7五歩と欲張ったことから、振り飛車が△7二飛と振り直し、玉頭周辺で小競り合いが起こります。居飛車は▲9七角と覗き(これは袖飛車側としては常に警戒しなければならない筋のようです)、押さえ込むことに成功。戦意を喪失した振り飛車が投げるという展開でした。居飛車の陣形がやや左右分裂気味で、振り飛車側としてはそこを上手く衝けなかったのか、残念な将棋ではありました。直接には玉頭戦で主導権を握れなかったことが敗因です。袖飛車の負けパタンの一つですね。
本譜のように大師匠に対し、捻じり合いでも負けない腕力の持ち主であった熊谷九段、残念なことに重い病気を患っており46歳で早世しています。今では殆ど語られることのない方ですが、健康であれば桐山級の活躍が期待できたのでは。改めて健康の有難さを実感します。
 

袖飛車研究3(前編)

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 5月26日(水)06時17分48秒
  負け将棋を紹介するのは気が引けますが、勝ち負け両方やらないと公平で冷静な研究ができないと思います。そのような訳で、本局は袖飛車敗局1号です(苦笑)。
1959年6月20日、名人A級選抜勝継(!)戦(どこが主催なんだろう?)、対戦相手は熊谷達人八段です。熊谷八段(贈九段かも)は大阪出身で、居飛車・振り飛車両方指せる方でした。タイトル挑戦は1回だけですが、当時のA級ですからね。今だってA級は一流棋士の証明書ですが、偽(失礼)八段や偽九段が少なくないので、知らない人は誰が本当に強いのかよく分からない(苦笑)。実務能力も高い方で(あの丸田九段が高く買っていた)、理事もやっていそうですね(未確認)。
と、ここまで書いていたら時間が怪しくなってきたので、一旦ここで中断。帰宅後後編に取り組みます。(>_<)
 

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