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頑張れ、振り飛車2

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 1月 7日(木)16時35分27秒
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  王座戦、青嶋vs髙﨑は対抗形になりました。青嶋六段はオールラウンダーで、振り穴の名手でもありますが、相振りは好まないようです。後手三間、居飛車は今風の急戦の構え。振り飛車は△5三銀△4三金と配置し、居飛車の仕掛けを封じることに細心の注意を払います。それでもいった居飛車のタイミングで△6四銀と出て中央と玉頭から反撃したのがツボ。居飛車の攻めはと金2枚で確実ですが(私なら脂汗が落ちる場面)、キッチリした速度計算で上から圧し潰して勝利。好調の人は何をやっても決まるんですね。

同じく王座戦、村山vs西田戦も後手三間。
村山七段は序盤の研究家として知られ、関西に移籍したことでも話題になりました(奥さんが大阪出身であることが表向きの理由?)。振り飛車相手はやや苦手?将棋は最近の流行形、銀冠(左美濃)vs石田流となりました。これ自体は昭和の頃から観られた戦型ですが、令和の三間飛車は攻めが素早い。居飛車が欲張って銀立矢倉に発展させたこともあるのですが、捌き合いから△7四歩と自ら玉頭からいったのが読みが入った好着想?ヘボは発想自体ありませんね(苦笑)。実際急所の▲7四桂を打たせ、しかも△7一玉で耐えているという(>_<)直後の△8二桂からの玉頭勢力回復の受け手順に感心しました。西やんの快勝!もうそろそろタイトル挑戦に絡んで欲しいな。もう若手とも言えないし(余計なお世話!)。

やや古い将棋になりますが、棋聖戦の佐々木慎vs深浦戦も。1回紹介したかな??
先手中飛車で、深浦九段は左美濃で対抗。佐々木七段の指し回しは中盤から絶品でした。居飛車の棒銀をかわして攻撃目標の角を▲4六に捌く。間接的に右四間のコビンを狙う形になりました。桂損ですが玉の堅さが違いすぎます。この後、交換した飛を中段に打ち付け、敵陣に浮いた銀をせしめ、再び敵角と刺し違える。どんどん居飛車の玉は薄くなっていきます。寄せも確実、粘る居飛車を振り切りました。慎七段、順位戦が酷いことになっています。他棋戦はそんなに悪くないので、年度末に向けて盛り返して欲しい。

朝日杯、阿部光vs勝又戦は如何でしょうか。
オールラウンダーの六段、先手三間に振りました。対する教授は左美濃、中央の位を取ったのが敵角の捌きを封じる工夫でしょう。振り飛車は歩交換後石田流に。ここで教授が飛交換を挑んだのが決断の一手。狙いは△9六に引いた竜を起点とした4筋攻撃にありました。私が同じことをやられたら絶対ビビりますね。玉頭に金銀がグイグイ進出し、敵玉を圧し潰しにかかりますが、光六段の対応が沈着冷静。一息ついたところで反撃を決め居飛車玉を反対に受け無しに追い込みました。ベタベタ3枚の金を打ち付けた終局図が、教授の無念を表現しているように思えましたね。
 
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