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捌きの極意

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月28日(火)15時35分8秒
  あの、戸辺vs佐々木戦、△9六歩の前に何かあったんですかね(お互いに)。
前後しましたが、西やんはいつものことながら見切りが素晴らしかったですね。対抗形の終盤は似た形になっていくので、そのような技術や感覚を高めていきたいです。

さて、順位戦、中田功vs青野戦を観ていきましょう。
コーヤンは伝家の宝刀、三間飛車、青野九段は急戦です。但し、エルモを採用しました。捌くか押さえ込むかの典型的な形になり、振り飛車は腕の見せ所です。ここで青野九段は桂頭に△8八歩と打ちました。良くある攻めですが、不利飛車党としては違和感のある手で、有難いと思ってしまいますね。ここから分れも振り飛車良しに傾きます。竜を作り、▲5五桂と急所に据え、敵角道を止めたのが当然ながら味の良い手で局面を支配。敵玉のコビンをゴリゴリやり(エルモは特に玉頭が弱い)、仕上げは一転して▲6七銀と角を叱りつけ怖い所を無くしてしまいました。対急戦の快勝譜ではないでしょうか。中田八段、余計なお世話ですが、お酒が嫌いだったら今頃C2ってことはないよなあ。(>_<)
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 9月28日(火)08時10分59秒
  >大山命さん
西山vs渡部戦見ました。
大山命さんにいろいろな棋譜を紹介してもらっているけど、
私にとっては里見さんと西やんの棋譜が、真似したい・取り入れやすい
と思わせてくれる内容ですね。
本局の5三金も、左金を活用するための研究をしたのかなあ、と
思う指し方でした。
終盤も働きが弱い4三の銀を取らせている間に攻めに手をかけたり
飛車角の両取りを逃げなかったり、判断の内容が参考になりました。

戸辺vs佐々木勇気戦 見ました。
このような展開私は入玉する側を持って指すことが多いですが
ずっと優勢だと思っていても1手間違えると取り返しがつかないミスになるので
苦労が多い割に益が少ない指し方、と思う人もいるようです。笑
△9六歩の局面では、穴熊側は金がないので後手側がスルスル抜けて行けそうな
感じがするけれど、入玉し切るのは難しいですね。
 

攻めを切らさない

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月23日(木)06時53分10秒
  私の理想は(将棋ではありますが)中押し勝ち(笑)。でも実戦では時間が短いこともあって固めて攻めるだけの展開を目指すことが多いです。沢山負けてきて、攻めが切れる流れが分かってきましたし、攻め切れる流れも少しは勉強してきたつもりです。
格好のテキストが落ちていたので、戸辺vs佐々木勇気戦(叡王戦)を観てみましょう。
先手を握った戸辺君は当然初手▲5六歩から中飛車へ。対する勇気君は相振り(向)を採用します。先手は潜ることに成功、これであとは攻めるだけです。後手は攻めの糸口を掴ませないように慎重に駒組を進め、バランス型?の布陣(敢えて玉を囲いません)。どうするのかと思って見ていくと、▲5六銀からズンズン出て行って、まず銀交換、更に△1三に覗いていたいやらしい角を自分の角と交換することに成功します。「攻めとは持ち駒を得ること」とテンテーが書いていましたが、正にその辺を地でいく指し回しでした(評価値は真逆でしたけど。苦笑)。対する後手は入玉の方針を決め、敵陣を目指します。「中段玉寄せにくし」ですから正論。先手は、ここから端を突き捨て、▲8六に大砲を据え、△6四銀を食いちぎり、侵入阻止に全力を傾けます。入玉まであと一歩(いっぽ)という場面、当然のように見えた△9六歩が痛恨の失着(△9七歩成・▲同桂が王手になる)、後退を余儀なくされるとともに大事な馬を消され、形勢逆転、先手が押し切りました。入玉は難しいですね。同時に歩の突き捨てをはじめタイミングの良い「味付け」の大切さを改めて感じました。
戸辺君、調子が良いようです。昇級・タイトル挑戦目指して頑張って下さい。(^_^)
 

リードを保つ

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月20日(月)08時04分48秒
  朝日杯、有森vs村山戦より。
有森七段は岡山出身で有吉門下、つまり大師匠の孫弟子の一人です。振り飛車党で、時折かつての小坂昇のように鋭い所を見せてくれるのですが、病気がちで現在はフリークラス。時間の短い棋戦では本局のように爆発してくれます。対する村山七段は「序盤は村山に訊け」と言われていましたが、故村山聖九段は「終盤は村山に訊け」と言われていました。その研究は将棋マシンを負かすほどなので、もう一仕事して頂きたいものです。関西への引っ越しが何をもたらすか。
本譜は先手三間で、居飛車は左美濃を採用、銀冠に組み替えます。振り飛車は▲7五歩と位を取り、さらに珍しくも一歩交換し、深く▲7八飛と引きます。居飛車はこれを逆用し、左銀を繰り出し、飛先突破を狙います。ここで振り飛車が4筋を絡めて対処したのが上手かった。4筋はお互いの急所ですが、ここの折衝で勝利したのが成果で、後の▲2六角の覗きが抜群に厳しく、馬を作ることに成功してリードを奪います。ここからは堅実無比な指し回しが光りましたね。飛角を刺し違え、その角で金を食いちぎり4枚の攻め駒を敵玉の周辺に張り付け、押し切ったという将棋でした。居飛車は自陣飛車を投入する粘りを見せましたが、形勢はついに回復せず。
有森七段、ここまで快進撃でしたが、次局で都成七段の居飛穴に討ち取られてしまいました。相振り、観たかったな(笑)。
 

西やんも

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月19日(日)07時19分52秒
編集済
  耀竜に挑戦した白玲戦第2局です。女流初の7番勝負ですからね。先は長い。
先後入れ替わって、渡部さんがどう立て直すかがテーマでした。まずは中飛車封じで飛先を決めます。対する西やんは偶数に振りました(笑)。で、△6二金、△7四歩等々、耀竜四間飛車ではないですか。ただ、西やんのオリジナル?も施されていて、左金を5三に上がり、向飛車に振り直して急戦に備えました。渡部さんはミレニアムを思わせる陣形から▲9七~▲8六とあまり見ない左銀の動きを見せますが、ヘボの目にはこれが不要不急に感じられました。いきなり中央で角金交換の駒損、途中西やんが面倒を見てくれたので、少しもつれかけましたが攻めのターンは回って来ず、押し切られました。
やりたいことがはっきりしていないというか、勉強量の差が出ましたね。4番棒にならなければ良いのでは。西やんからすれば全部勝って苦手意識を植え付けるチャンスですね。
次局は中飛車をさせずにエルモかな?皆さんの予想は如何でしょうか。
 

続相振り

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月18日(土)07時20分43秒
  そのような計画があった訳ではなくてたまたま(苦笑)。
西やんへの挑戦権を決める王座戦の決定戦、里見vs伊藤戦から。
伊藤さんが相振りを選択しました。でも香奈ちゃんは相振り、いや力戦も本当に上手い。実力が段違いだなあ、という感想です。先手里見の中飛車に後手は三間に。序盤早々に角交換があり、先手も向飛車に振り直し。角交換の将棋は私のようなヘボは苦手ですね。ボンヤリしているので、いつの間にか馬を作られていることがよくあります。本譜の流れは、先手が後手に動いてもらって、的確な対応をするというものでした。例えば▲1七→▲2六に銀を上がり浮き飛車を圧迫、▲5四歩と味付けして、馬作りを阻止する後手の動きに乗じて▲4一銀と絡んでいく手作り、受けるべき時にはしっかり受ける▲4六歩、▲5七歩、等々。緩急自在の指し回しに脱帽です。谷川研(谷川・菅井・都成・里見の面子で研究会をしていると聞いています)の成果が出ていますね。王座戦は好勝負を期待できそうです。(^_^)
 

相振りの戦い

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月15日(水)18時58分11秒
  相振り飛車は振り飛車党同士が当たると発生しやすい戦型ですが、単に相居飛車を左右反対にした戦いではないんですね(by藤井猛)。相手の陣形を見ながら自分の体勢を創っていく面白い戦型です。個人的には対抗形よりも勝率が高いので、もっと勝てるように勉強していくつもりです。
さて、プロの将棋に学びましょう。サンプルは叡王戦の神崎vs菅井戦です。
神崎八段の師匠は灘蓮照九段。居飛車党で対振り飛車では玉頭位取りを得意としていた棋士で、名人戦にも登場しました。早見え早指しで、特に花村元司九段との戦いは見応えがあったそうです。その唯一?の弟子である神崎八段、師匠よりももっと個性的な将棋ですね。
本局は序盤からいきなり神崎流が炸裂しました。初手▲9六歩!さらになかなか角道を開けず、中央の位を取り、▲6六角と出て小林流みたいな形になりました。対する菅井君は端攻めを警戒しながら矢倉に組み、4筋に兵力を集中させます(矢倉崩しの形になりました)。残念ながら、組み上がった時点で既に差がついていたんですね。菅井君から先攻されるともたないので、狙いの端に味を付け、角を切っての猛攻ですが、冷静に受け止められ、厳しい反撃を食らいます。参考にできそうな勝負手は見られましたが、逆転には至らず。素人目には結構やれそうな形だったんですけど、甘かったですね。もう1回並べてみたい将棋でした。
 

経験値

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月12日(日)07時01分13秒
  将棋でも良く経験値という言葉を使いますが、白玲戦第1局はそれが大きくものを言ったと私は思いました。
西山vs渡部は過去10局くらいですかね。対抗形で、西やんの中飛車に対し、渡部さんが何を採用するか、という流れでしょう。本局も初手堂々と▲5六歩と突いて始まりました。居飛車は攻撃態勢を手抜いて穴熊まっしぐら。で、振り飛車は3筋で歩交換してポイントを取り、相穴熊を選択します。端の突き越しも大きいですね。西やんが潜るのは珍しいですが、更に驚いたのはパンツを脱いでしまうんです(^^;)。猛烈な攻め好きである西やんらしいですが、基本攻め合いを選択する女流棋士は皆潰されている。唯一立ち止まれるのが沙恵ちゃん(伊藤女流三段)かな?西やんは飛を3筋に転換し(石田流みたい)、玉頭をゴリゴリやると、居飛車陣は崩壊、大将は穴から這い出て降伏しました。渡部さんには失礼ですが、もう少し見応えのある将棋を拝見したい。西やんに勝つ男性棋士は好き勝手をさせていませんよ。
 

強気の玉立ち

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月12日(日)06時13分35秒
  朝日杯、阿部光vs横山戦より。
阿部六段はオールラウンダーですが、振り飛車も上手く純粋振り飛車党よりも良く勝っている印象があります(数字は知りません)。後手番で振ることが多いですが、本局は先手三間。横山七段はかつて振り飛車党でしたが、現在は居飛車党。振るのを止めてから成績を伸ばしてきた感じです(不利飛車党からすると面白くありませんが)。
居飛車は銀冠に構え、角筋を避ける意味で△3二玉型を採用、△4四角と出て振り飛車玉頭の▲2六歩を狙います。ここで▲2七玉と立った手がヘボの目には「大丈夫か?」と映りました。で、大丈夫だったんです(笑)。振り飛車は敵角を追いながら手順に▲4五歩と位を取り、8筋の角交換を利用して4筋への飛の転換に成功。こうなると一路中央に寄っている玉型が徒になります。居飛車側に一手△2四桂と緩い手があったんですが、その間に4筋を集中攻撃、短時間の将棋ということもあり、居飛車はアッサリ投了しました。阿部六段の読みが光った一局であったという感想です。
 

一手バッタリ

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月10日(金)18時17分37秒
  叡王戦、中田功vs杉本昌戦より。
中田八段と言えばコーヤン流三間飛車。昨今の流行が来る前からじっと三間飛車を指し続けてきた職人です。もっと勝って欲しいんですけど、最近は「さあ、これから」という場面でポキンと折れてしまう将棋が多いような気がします。石川七段はコーヤンの将棋が好きで、「もっと認められて欲しい」と著書の中で触れていますが、汎用性が低いのが残念です。因みに師匠は大山康晴、弟子は佐藤天彦です。
対する杉本八段は「彼」の師匠ということで、にわかファンで将棋のルールが解らない方々にも有名な棋士です。四間飛車党でしたが、最近は居飛車も多く、残念ですね。
本局は相振りにならず、コーヤン流vs居飛穴の戦いとなりました。中田八段を知る相手であれば、こうなるでしょうね。中盤で居飛車は△5五歩と突き、角道を遮ろうとします。この辺の流れはコーヤンが昌隆八段の弟子と戦った局面に類似しており、お互い意識していたのではないでしょうか。振り飛車は▲同角と取り、勝負。当然飛車先は破られますが、その間に仕事をするのです。でもヘボの目から見ても、手順を尽くしているのは分かるのですが、攻めが切れ気味で残念局かなあと思いつつ指し手を進めてみると、どうにか詰めろの一歩手前までいき、形にはなりました。瞬間、(恐らく)秒読みの中、居飛車は勘違いして?△7八とと入り、振り飛車の桂の成捨てが決まり、大逆転。まあ、見逃しませんよね。短時間の将棋の怖さでした。
 

久しぶりに

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月 7日(火)18時10分0秒
  菅井君の将棋を紹介します。本来であれば、師匠(この板では久保九段のこと)を軽く乗り越えて、マシンに対抗できるエースとして活躍していなければならない人だと、ファンである私は勝手に思っています。それが、何でしょうね(言葉にできません)。 (>_<)
順位戦は対糸谷戦を凡戦で落とした後、羽生戦を取り、3局目の佐藤天彦戦を迎えました。
菅井先手中飛車に、天彦九段は急戦を採用します。両者の戦いは「菅井攻めvs天彦受け」になりそうですが、本譜は居飛車が玉側の端の突き越しを活かすべく、端攻めに全力を傾注します。△6五桂と跳ね振り飛車の中央を端角と共に押さえ込みます。振り飛車は手筋の▲7七桂から交換し、事なきを得ますが、何と言っても玉が薄い!そこを強情に玉頭の歩を突いて角を追い、受け潰しの方針を取ったのでした。居飛車から見て盤面左半分の局所戦になり、右辺の駒の応援が難しく攻め切れるか否かの将棋になりました。振り飛車は玉の空中遊泳に追い込まれましたが、十分に時間を使って、居飛車の攻めを切らすことに成功しました(天彦九段は一分将棋、菅井君も残り5分)。最後は居飛車玉を即詰みに仕留めて終局。中飛車党としての経験値と、強い攻めの裏返しで、強靭な受けの力を感じさせる一局でした。

戸辺将棋は一定の勝ちパタンがあり、確かに魅力的ですが、私は真似するとすぐ攻めを切らしてしまうので、もっと勉強が必要ですね。大山命の場合、基本厚みを活かしての中押し勝ちが理想ですけど(笑)。
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 9月 6日(月)18時49分37秒
  >大山命さん
加藤桃vs里見香戦見ました。
カニカニ銀のように、銀2枚で中盤を制圧して主導権を取る指し方は
面白いですね。
里見さんの将棋は指し手の狙いが私でも分かるので
取り入れてみたいなと思わせてくれますね。
ファン投票で西やんと里見さんはプロに編入してほしい。笑

戸辺vs森内戦見ました。
戸辺さんには、攻め合いになる直前に片方の大駒をズバッと切って
寄せ合いの速さで勝つ戸辺攻めの印象が残っています。
本局は細い攻めをなんとかつないだ印象でしたね。

戸辺攻めは自分も参考にしたいと思って本を買ったけど、
コンテンツがDVDでないと見られないのは残念でした。
DVDだとちょっと見返したいときに見られないんですよね。
普通に紙で読みたかったです。。

八代vs糸谷戦見ました。
角換わりで棒金にしてくるプロはあまりいないので
対戦相手は糸谷さんの土俵で戦うことになるのかもしれないですね。

糸谷さんは糸谷流の右玉とか、金を前線に繰り出す印象があります。
プロになる前から24でも一目置かれていたけれど
今の棋風は自分で考えた努力の賜物なんでしょうね。

 

こういうのいいですね!

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月 4日(土)05時29分3秒
  八代vs糸谷戦(王将戦)は私的には面白い将棋であったので紹介します。
両者とも居飛車党。八代君はマシンが出てくる前に全棋士参加のトーナメント(朝日杯?)で優勝が1回あります。テレビにもよく出ます(丸ちゃんにも出て欲しいな)。糸谷さんはまだ大学に籍があるのかな?哲学科ですよね。将棋を指す時とどのように思考回路を変えているのか興味がありますね。
糸谷八段、後手番を握るとこれを出してくることがあります。阪田流向飛車!玉は△6二くらいに上がっておいて、あとは飛先逆襲を軸にガンガン攻めるのです。居飛車党は勿論、振り飛車党にもあまり指す人がいないので、彼の早指しスタイルと相まって、特に短時間の将棋で有効な戦い方だと思いますね。
本譜もそのように進行します。八代君が喧嘩を買って出ました(笑)。左美濃に構えて、2筋も▲3八に金を置いて用意しますが、それでも△5四角から飛先突破を目指してバンバン来ます。糸谷ペース全開。飛先が破れますが、居飛車も応戦、大駒の交換が何度もある派手な展開となりました。本譜でもそうですが、糸谷将棋は受けの強さというか玉捌きが上手い。プロだから当然ですが、盤面全体に神経が行き届いている。居飛車は間隙を縫って反撃しますが、それすらむしろ思う壺なのかも。最後は自玉を安全にしておいて、きっちり一手違いで勝ち切りました。評価値は揺れ動いているのでしょうが、一貫して流れは振り飛車にありました。自分には指せないという将棋で尊敬です。(^_^)
 

両巨匠にエール

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月 3日(金)19時39分52秒
  テンテーと師匠の将棋を観戦します。

郷田vs藤井(竜王戦)はシステム発動となりました。郷田九段も変に避けずに居飛穴を目指す気概が心地よい。端の位を取られた状態で穴熊に潜るのは自然なようですが、窮屈ですね。結局断念して▲7八玉と反対に寄るしかありませんでした。最近は端を受けて潜るケースが増えていますが、何か理由がありそうです。振り飛車は桂を跳ね一旦形を決めておいてから玉頭に厚みを作ったのが好判断。居飛車は竜を作りますが、生飛車との交換に応じるしかなく、細かいポイントを取られていきます。テンテーは攻めたい気持ちをグッと堪えて?受け潰してしまいました。対居飛穴のシステムでこのような展開は記憶にありません。テンテーの指し回しが上手かったということでしょうね。

脇vs久保戦は叡王戦、この対戦は間違いなく対抗形になるでしょう。
本局も居飛穴になりましたが、振り飛車も穴熊を選択します。しかも端の突き越しが大きく、模様が良い。交換した角を△3三に打たされているのは癪ですけどね。居飛車は再三角交換しますが、その度に振り飛車は△3三に角を打ち、とにかく2筋突破を防いでいきます。そのうち、居飛車の陣形が上ずってきて、頃合いを見て飛を2筋に展開して揺さぶりを掛けます。跳ねた桂を交換後、飛を動き辛い▲3七に置いたのがポイント。その後、少しやり過ぎではないかという攻めがあって、居飛車の玉が穴から這い出る展開になりましたが、振り飛車の穴熊は無傷で、攻めを切らしさえしなければという将棋に。師匠が間違う訳もなく、中段で敵玉を捕まえて終局。観ていて気持ちの良い流れでした。

まだまだお二人にはご活躍頂きたい。祈タイトル挑戦(無論できれば奪取)!
 

らしくない

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 9月 2日(木)06時28分1秒
  増田康vs黒沢戦(王位戦)より。
増田君は強いですけど、ここ一番という将棋を落としている印象で、新人王以外では目立った活躍がありません。相居飛車でマシンを叩けるのはこの人くらいだと思いますので、頑張って欲しい。一方、黒ちゃんですが、こちらも棋王戦決勝で軍曹にやられてから埋もれてしまった感じで、振り飛車党を応援している身としては寂しい。何か新境地を、ということで本局。
黒ちゃんが珍しく角道を止めた三間飛車。黒沢君と言えば力戦振り飛車、玉の薄さをものともせず、食いついて食いちぎる将棋ですが、本譜は別人の流れでした。増田君は居飛穴、しかし自ら7筋から動いたのが拙く、振り飛車に玉頭の厚みを作られてしまいます。黒ちゃんはミレニアムから銀冠に発展させ、もがく居飛車を押さえ込み、両方の玉に王手が掛からないままの終局となりました。
流れでたまたまこうなったのか、将棋の幅が拡がったということか、とにかく活躍を期待しています。(^_^)
 

中飛車2題

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 8月29日(日)20時24分43秒
  中飛車研究所ですからね(笑)。

1局目は戸辺vs森内戦(朝日杯)です。
戸辺七段は奇数筋に振るのが得意で、ゴキ中は専門でしょう。森内九段は順位戦指さなくなって久しいですが、キラリと光る将棋も見せてくれます。あまり指さない振り飛車でも印象に残る将棋が多いですね。例えば竜王戦挑決での対深浦戦で居飛穴を圧し潰した将棋は感動でした。
さて、銀対抗になって(師匠はまず指さない)、振り飛車は潜ります。中央で捻じり合いがあり、やむを得ず振り飛車は飛角を叩き切る展開に。細い攻めを繋ぐのは得意中の得意ですが、手駒・攻め駒とも少なく、心細いことこの上ない。相手は鉄板流ですからね。しかし居飛車が受けに使った角を取り戻し、勝勢に。どこかで森内九段が間違えたのでしょうが、攻め切った戸辺君も見事でした。

2局目は加藤桃vs里見香戦(王座戦)です。
本譜は香奈ちゃんの引き出しの多さに驚きました。銀対抗になり、恐らく桃ちゃんも「さあ、これから」と思っていたであろう矢先、振り飛車の右銀がスルスルと中央に進出、△3六で歩を喰って落ち着きます。囲いは金一枚、大丈夫なのでしょうか。当然居飛車も敵玉頭の薄みを衝くべく、6筋の位を取って、端攻めを見据えて▲6六に大砲を据えますが、振り飛車の狙いは2筋の逆襲でした!「玉頭勝負で何とかなる」(と思っていたと推測)の居飛車の計算を軽々超えたスピードの速さ、まるで津波のようでした。居飛車は計算通りに8筋に飛を転換しますが、端攻めを逆用され、金で飛をいじめられ、端の香を取られる展開に。角で両取りを掛けてその金を奪い返したものの、と金の遅早と言いますが、みるみる居飛車陣は身ぐるみ剥がされていきます。最後は大将が中段で捕まってしまいました。「こんなこともやれるのよ」てな感じで、いや、恐れ入りました。桃ちゃんはダメージが大きな負け方だと思います。(^_^)v&<(>_<)>
 

女性のプロ

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 8月29日(日)06時12分14秒
  西やんが最後のチャンスを見送って(25歳ですから、自分の力は良く分かっていると思う)、女性のプロ棋士が誕生する機会は遠のきました。何が足りないのかなあ、と私なりに感じたことを少し。
ネタは今朝、たまたま並べた香川vs貞升戦(マイナビ)です。
香川さんについては、ここでも棋譜を何度か取り上げました。将棋を齧った人なら私より知っている人が多いと思います。流行りのユーチューバー?で容姿端麗(まあ美醜は主観が入りますが)、お喋りも上手ということで。振り飛車党(居飛車も指しますが)、力で捌く将棋が多いかな。対する貞升さんもTV将棋の解説ではお馴染み。出過ぎず嫌味のない聞き手として、私は悪くないと思います。お子さんのことをよくお話ししていたような気がします。居飛車党ですね(済みません、将棋の材料がありません)。
香川先手で中飛車。振り飛車の左銀が▲7八銀と上がったのを見て、居飛車が態度を決めるのが遅かったので、銀対抗にはならず、左美濃となりました。ただ、居飛車の指し手がややちぐはぐで(振り飛車側の「ん?」という指し手がいくつか見られたこともあるのでしょうが)、局面が進んだ所で拙いことに気付き、慌てて指し手を考える感じなんですね。例えば、8筋の突き捨てを入れて同角と取られ、△3一玉を△2二に入城させるみたいな感じです。将棋は居飛車が劣勢を挽回すべくフルスイングしますが、見落としで急転直下、あっけなく終局となってしまいます。
思うに、やはり(勝つために)将棋にかけるエネルギーの差ですかね。これまでの流れで、メディアでも「男性解説、女性聞き手」ばかりだから。1分1秒でも自分の将棋のことを考えるということでないと女性プロ棋士は現れないでしょう(勿論、才能と運もあります)。そのような環境はこれから整備が進むでしょうし、女性自ら努力していくことになると思います。環境についてはプロも含めた将棋愛好家が女性にもっと将棋の面白さをアピールする、状況については自分の将棋に集中するということです。ダブル解説を男女で、という時代が来ることを待望しています。
 

中断(>_<)

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 8月26日(木)20時43分1秒
  たった今、支部長からメールがあり、会場にしている市の建物が閉鎖となったということです。つまり支部の活動が休みになりました。閉鎖は9月12日までということですが、多分それでは済まないでしょうね。<(>_<)> 棋譜並べを増やしましょう。  

怪鳥はばたく

 投稿者:大山命  投稿日:2021年 8月26日(木)20時10分51秒
  佐藤会長の将棋を2局。
1局目はNHK杯、対阿久津戦です。
魅せてくれますね(笑)。大野流向飛車で居飛車は角を△5七に打ち込み馬ができました。ここからが康光流、中住まいから右金を押し上げて敵馬を圧迫していきます。更に隙を見て自らも馬を作り、手厚さ勝負?の捻じり合いに。こうなると怪鳥ペースですね。居飛車が面白い局面もあったようですが、会長が剛腕で捻じ伏せた将棋でした。
2局目は池永戦(棋王戦)です。
角道を止める振り飛車は指さない会長ですが、角交換型は良く指されるし、上手いですよね。本局もダイレクト向飛車から銀冠、自然に玉が堅くなる展開になりました。居飛車はムキになって押さえ込んでいけません(角を持たれているので)。会長は打った角を交換しながら、敵陣を乱し、じりじりと模様を良くしていきます。働きの弱い飛は見捨て、中央にと金を作り、自陣は無傷の必勝態勢。寄せもきれいに決まりました。
こういう将棋を見せられると、角交換型も指してみたくなりますね。お見事です!(^o^)v
 

レスレス♪

 投稿者:tsuka000jp  投稿日:2021年 8月25日(水)07時05分57秒
編集済
  >大山命さん
井手隊員はうっすらと記憶に残っている感じです。
残念ですね。二瓶正也さんのご冥福をお祈りします。
 

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